晴れて桐生高校に入学した僕は、大学入学は『まだ先のこと』と、やりたかった音楽活動を始めました。
父も母も高卒だったので、大学入試の大変さがわかっていなかったのですね。特に僕は”団塊の世代の子”だったので、当時の大学受験者数が約90万人、大学合格者数がその半分の約45万人。半分しか合格できなかった時期なんです。早稲田大はこのときに受験者数16万人という記録的な人数が受験しました。(今では10万人割ってます)
そんなことは全く頭の中になく、3年になってから頑張ればなんとかなるだろう、とたかを括ってました。
1年生のときは買ってもらったギターを毎日背負って学校に行き、授業はほぼ寝ていて、終わるとバンドのメンバーの家か、他の友達の家でギターを弾いて、帰ってからもずっとギターを弾いてました。
楽しいことが見つかるとのめり込んでしまうんです。
そんなことをしているうちに2年生に。
参りました。1年の内容がわからないと全く授業についていけない。
余計勉強が嫌になって音楽に没頭する日々が続き、3年生を迎えました。
今でも覚えてますが、7月の代ゼミ模試であまりの分からなさに気を失って倒れました(苦笑)
気がついたら自分の家のベッドでした。
浪人はその時覚悟しました。
ではまた明日。